だがソーシャルメディア上のイスラム国支持者の一部は、バグダディ最高指導者を預言されたカリフとして支持しているものの、ダビクの戦いの到来についてはより慎重な姿勢を示している。

「神のみぞ知る。もしかしたら(起きるのかもしれない)。ハディス(預言の書)には、敵は80の軍旗と書かれている。現在、確か60軍旗だったはずだ」と、シリアにいるイスラム国の英国人戦闘員はAFPにツイッターで返答した。

「(戦いは)今すぐ起きるかもしれないし、将来起きるかもしれない」と、イスラム国への支持を表明している英国のイスラム教説教師、アンジェム・チャウダリー(Anjem Choudary)師は語った。「だが(ダビクの戦いを)何がなんでも実現しようとしているイスラム教徒はいないのではないか」

 とはいえ、一部のイスラム国支持者は、預言された戦いが近いと信じている。

「ダビクは必ず起きる。米国と同盟国は、空爆が失敗したと分かったとたんにシリアに進軍するだろう。それは神とその使徒により約束されている」と、ある支持者はツイッターで述べた。(c)AFP/Samer al-Atrush