【9月3日 AFP】サッカーコロンビア代表のラダメル・ファルカオ・ガルシア(Radamel Falcao Garcia)が2日、フランス・リーグ1のASモナコ(AS Monaco)から期限付き移籍でイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に加入し、「夢がかなった」とコメントした。

 ファルカオはクラブの公式テレビMUTVに対し、「プレミアリーグでプレーすることは僕の夢だった」と話している。

「僕はずっとここに来たいと思っていた。素晴らしいリーグで、良いチームがたくさんある。そしてマンチェスター・ユナイテッドはイングランドで最高のチームだ。すべてが僕にとって完璧だった」

 28歳のファルカオは、メディカルチェックを受けるため1日夜には英マンチェスター(Manchester)に到着すると、移籍市場が締め切られてから数時間後には移籍が正式に成立した。

 ユナイテッドは、ASモナコに1000万ユーロ(約13億7000万円)を支払ってファルカオを獲得したとされており、完全移籍にはさらに5500万ユーロ(約75億3000万円)が必要になるとされている。

 ユナイテッドで背番号9が与えられたファルカオは、「長い一日だった。それはハードだったし、難しくもあった」と語っている。

「最後の最後まで待たなければならなかったけど、僕は諦めず信じていた。今は神様にありがとうと伝えたい。僕はとても幸せだよ」

 昨季をリーグ7位で追えたユナイテッドは、今季から就任したルイス・ファン・ハール(Louis van Gaal)監督の下で開幕からつまずいている。

 リーグ戦では3試合も勝利から見放され、キャピタル・ワン・カップ(Capital One Cup 2014-15)ではイングランド・フットボールリーグ1(3部)のミルトン・キーンズ・ドンズFC(Milton Keynes Dons FC)に0-4で敗れ、大会から姿を消した。

 ファルカオの獲得により、ユナイテッドが今夏の移籍市場に投じた総額は約1億5000万ポンド(約260億円)とみられている。そしてファルカオは、国際Aマッチウイークによるシーズン中断が明けた後は、通算20回のリーグ優勝を誇るユナイテッドが立ち直りをみせると考えている。

「僕らには一流の選手が揃っているし、彼らを称賛している。早く会いたいね。今季は素晴らしいシーズンを過ごせると思うよ」

(c)AFP