【8月21日 AFP】男子ゴルフのジム・フューリック(Jim Furyk、米国)が20日、4大メジャーの優勝選手を集めて行われる2日間のトーナメント、第32回PGAグランドスラム(32nd PGA Grand Slam of Golf 2014)の4人目の出場選手に指名された。

 これにより、今年の大会は、第78回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2014)覇者のバッバ・ワトソン(Bubba Watson、米国)、第114回全米オープン選手権(2014 US Open Championship)覇者のマルティン・カイマー(Martin Kaymer、ドイツ)、第143回全英オープン(The 143rd Open Championship)と第96回全米プロゴルフ選手権(2014 PGA Championship)を制したロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)、そしてフューリックで争われることとなった。

 大会はバミューダ(Bermuda)のポートロイヤルゴルフコース(Port Royal Golf Course)で、10月14日と15日に行われる。

 マキロイが2008年のパドレイグ・ハリントン(Padraig Harrington、アイルランド)以来となる同一シーズンのメジャー2勝を達成したため、今年は出場枠が1つ空いていた。この場合は、メジャー優勝経験者のうち、当該シーズンのメジャーの成績で最も優れた選手が出場する決まりとなっている。

 最有力候補は昨シーズンのマスターズ(The Masters Tournament 2013)でメジャー初制覇を果たし、同年のPGAグランドスラムで優勝したアダム・スコット(Adam Scott、オーストラリア)だったが、スコットは日程の都合がつかず、招待を辞退していた。

 これにより、44歳のフューリックに大会出場の道が開かれた。2003年の全米オープン覇者であるフューリックは、今季メジャーは全英4位、全米プロ5位の成績を残しており、PGAグランドスラムは2003年と2008年に優勝を飾っている。

 米国のリッキー・ファウラー(Rickie Fowler)は、今季のメジャー4大会すべてで5位以内に入っていたが、メジャー優勝経験がなかった。(c)AFP