【8月20日 AFP】ポルトガル1部リーグのベンフィカ(Benfica)は19日、イングランド・プレミアリーグのクイーンズ・パーク・レンジャーズ(Queens Park RangersQPR)から放出された元ブラジル代表GKジュリオ・セザール(Julio Cesar)を獲得したと発表した。

 W杯ブラジル大会(2014 World Cup)では、チリと対戦した決勝トーナメント1回戦のPK戦で素晴らしい活躍をみせたものの、ドイツと対戦した準決勝では7失点を喫した34歳のセザールは、QPRとの契約を破棄し、ベンフィカと2年契約を結んでいる。

 QPRはクラブの公式ウェブサイトで、「双方合意の下、即座に契約を解除した」と発表し、セザールが退団したことを認めている。

 イタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)で素晴らしい活躍をみせたセザールだったが、2012年8月にQPRに加入して以降は不遇の時期を過ごしている。

 冷遇されながらもクラブに残留し、昨季は米メジャーリーグサッカー(MLS)のトロントFC(Toronto FC)に期限付き移籍していたセザールは、QPRとの契約を2016年まで残していた。(c)AFP