【8月19日 AFP】男子テニスのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が18日、右手首の故障により、今月下旬に開幕する全米オープン(The US Open Tennis Championships 2014)を欠場すると発表した。

 昨年大会(The US Open Tennis Championships 2013)覇者のナダルは、自身のフェイスブック(Facebook)に、「とても残念な発表ですが、3大会連続で決勝に勝ち進んだ全米オープンに出場できなくなりました」と投稿した。

 2度の全米オープン制覇を経験しているナダルだが、2012年大会(The US Open Tennis Championships 2012)も膝の故障で欠場している。

 ナダルは、「今回の決断は、僕にとって非常に厳しいものであることを理解してもらえるはずです。僕はこの大会が大好きで、ファンの皆さんとの時間やナイトセッションなど、多くの素晴らしい思い出があります」とつけ加えた。

「今は現状を受け入れるしかありません。これまで通り、復帰したら最高のレベルで戦えるように懸命に励みます」

 世界ランク2位のナダルは、先月の練習中に負傷し、ロジャーズ・カップ(Rogers Cup 2014)とウェスタン&サザンオープン(Western and Southern Open 2014)の欠場を余儀なくされていた。

 今季のナダルは、5月の全仏オープン(French Open 2014)で四大大会(グランドスラム)14度目のタイトルを獲得したものの、大会欠場が続くなど浮き沈みが激しく、昨シーズンのような成績が残せていない。

 28歳のナダルは、背中の痛みに悩まされた全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2014)決勝ではスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)に敗れた。クレーコート大会でも、モンテカルロ・オープン(Monte Carlo Masters 2014)でダビド・フェレール(David Ferrer、スペイン)の前に屈し、バルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2014)では、ニコラス・アルマグロ(Nicolas Almagro、スペイン)にまさかの敗戦を喫するなど、本調子には程遠い状態となっていた。(c)AFP