【8月17日 AFP】14-15イングランド・プレミアリーグは16日、第1節の試合が行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は1-2でスウォンジー・シティ(Swansea City)に敗れた。

 スウォンジーのギルフィ・シグルズソン(Gylfi Sigurdsson)に決勝点を許し、オールド・トラフォード(Old Trafford)でのルイス・ファン・ハール(Louis van Gaal)監督の新時代は不発に終わった。

 前半28分にスウォンジーの寄誠庸(Ki Sung-Yueng、キ・ソンヨン)に先制点を許したユナイテッドは、後半8分に新主将のウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)のゴールで同点としたが、シグルズソンが同27分に勝ち越し点を決め、ユナイテッドは本拠地の開幕戦では1972年以来となる敗戦を喫した。

 ボニー・ウィルフリード(Bony Wilfried)の素早いFKを受けたジェフェルソン・モンテーロ(Jefferson Montero)が左サイドからクロスを上げると、ウェイン・ルートリッジ(Wayne Routledge)はボレーを失敗したものの、ノーマークのシグルズソンがこぼれ球を押し込んだ。

 このゴールは、ユナイテッドのディフェンス陣の弱点を象徴するものとなった。出場可能なDFの数が深刻なほど足りず、後半にはアシュリー・ヤング(Ashley Young)が左サイドバックでのプレーを余儀なくされた。

 それでも、その時点までファン・ハール監督は、昨季就任1年目で結果を残せず解任されたデビッド・モイーズ(David Moyes)前監督の理想的な後任であることを自身で証明しようとしかけていた。モイーズ政権ではその戦術面での良識に批判が集まったが、ファン・ハール監督は45分間だけでその部分しっかりと改善させた。

 前半先制を許したユナイテッドのファン・ハール監督は、後半を前にハビエル・エルナンデス(Javier Hernandez)に代えてナニ(Luis Cunha aka Nani)を投入した。

 わずかながら後ろに控えるフアン・マヌエル・マタ(Juan Manuel Mata)とともに前線を務めたルーニーは、そのマタの右からのCKを同点弾につなげた。フィル・ジョーンズ(Phil Jones)が後ろにすらせたボールを、ルーニーは至近距離からオーバーヘッドキックで押し込んだ。

 試合後にファン・ハール監督は、「前半は非常にナーバスで、残念なことに間違った選択を犯した。後半に入ってもチームとしてプレーしていなかった。それ故、責任は私にある。ホームでの最初の試合を落としたことは本当に残念だ。プレーができるレベルに達していなかった」とコメントした。(c)AFP