【8月1日 AFP】男子ゴルフのダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson、米国)が31日、「個人的な問題」を理由にプロゴルフ生活を休養し、今季のPGAツアーから即座に離脱することを表明した。

 PGAツアーで通算8勝を挙げているジョンソンは、メディアに発表した声明のなかで、「私はプロゴルフ生活から離れます」と述べ、「この機会を利用し、現在直面している個人的な問題について、専門家の助けを求めるつもりです」としている。

「健全な精神と肉体、そして感情の基盤を改善するために必要な時間と支援を得ることによって、プロ生活を充実させ、安定したチャンピオンになれる準備が整えられることを信じています」

 昨年、元NHLの名選手ウェイン・グレツキー(Wayne Gretzky)氏の娘ポーリーナ(Paulina Gretzky)さんとの婚約を発表した30歳のジョンソンは、米オハイオ(Ohio)州アクロン(Akron)で開幕した世界ゴルフ選手権2014(World Golf Championships 2014)、ブリヂストン・インビテーショナル(Bridgestone Invitational 2014)の出場を辞退していた。

 米PGAは、ジョンソンが来週開催される第96回全米プロゴルフ選手権(2014 PGA Championship)、そして9月の第40回ライダーカップ(The 40th Ryder Cup)にも参戦しないと発表した。

 6月の第114回全米オープン選手権(2014 US Open Championship)で4位タイ、7月の第143回全英オープン(The 143rd Open Championship)では12位タイを記録したジョンソンは、ライダーカップ・ポイントで5位につけている。

 もしジョンソンが、翌週までライダーカップ出場権獲得圏内の9位以内に入っていれば、米国と欧州が対戦する同大会には10位の選手が出場することになる。

 PGAは、「ダスティンが発表した声明につけ加えることは何もありません。しかし、われわれは彼の回復を祈り、将来PGAツアーに復帰することを楽しみにしています」とコメントした。(c)AFP