【7月27日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)は26日、アルゼンチン代表が6月に行われた国際親善試合で英領フォークランド諸島(Falkland Islands)の領有権を主張する横断幕を掲げた事を受け、アルゼンチンサッカー協会(Argentine Football AssociationAFA)に罰金及び懲戒処分を科した。

 FIFAの規律委員会は、6月7日に行われたスロベニア代表との親善試合でのアルゼンチン代表のこの行為に3万スイスフラン(約330万円)の罰金を科した。

 その5日後に開幕したW杯ブラジル大会(2014 World Cup)で決勝に進出したアルゼンチン代表は、「マルビナス諸島(Islas Malvinas、中南米でのフォークランド諸島の呼称)はアルゼンチンの領土」と記された横断幕を試合前に観客に向けていた。

 FIFAはこれを試合における「政治的行動」とみなした。

 アルゼンチンが英国からの同諸島奪還に動いた1982年には、短期間ながらも両国間で激しい紛争が行われた。(c)AFP