【7月9日 AFP】サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)準決勝でドイツに喫した1-7という歴史的な惨敗を受け、ブラジルのメディアはすぐさまこれを「恥の中の恥」と呼んだ。

 現地の新聞記者とテレビのコメンテーターは、ベロオリゾンテ(Belo Horizonte)のミネイロン(Estadio Mineirao)で喫した敗戦を「ミネイロッソ」と名付け、自国開催の決勝で敗れ国中が悲嘆に暮れた1950年の「マラカナッソ(マラカナンの悲劇)」との類似性を暗に示した。

 ブラジルのスポーツ紙ランス(Lance)は、これを「史上最大の恥」と呼び、ウェブサイト上で「マラカナッソは何でもなくなった。文字通り過去のことだ」と報じた。

 現地紙フォリャ・ジ・サンパウロ(Folha de Sao Paulo)も、創立から100年を迎えるチームの惨敗を「歴史的な恥」という見出しで報じ、「地元での優勝を目指していたが、またしても屈辱を味わうことになった」としている。

 ニュースサイトG1は、ルイス・フェリペ・スコラーリ(Luiz Felipe Scolari)監督の「悲劇的な結果」という発言を取り上げた。

 姉妹サイトのGloboesporte.comは、この試合を「恥の中の恥」と名付けた。(c)AFP