【6月30日 AFP】サッカーフランス代表のディディエ・デシャン(Didier Deschamps)監督が29日、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)決勝トーナメント1回戦のナイジェリア戦を控える中、フランスが優勝候補だと豪語する選手数人と言葉を交わしたことを明かした。

 フランス代表では、バカリー・サニャ(Bacary Sagna)とモルガン・シュナイデルラン(Morgan Schneiderlin)が、大会を制覇するのは自分たちだと語っているが、デシャン監督はそうした過信をたしなめつつ、自身は30日のナイジェリア戦に集中していると主張した。

 指揮官は、「手綱を取らなければならないようなことは何もない。気にかかっている選手と言葉は交わしたかもしれないが」と話した。

「目標を高く持つのは大変良いことだが、ナイジェリア戦の向こうへ目を向けるのは、誰にとってもまったく良いことはない」

 グループEに入ったフランスは、ホンジュラス戦で3-0、スイス戦で5-2と素晴らしい結果を残したが、エクアドル戦では0-0に終わった。

 それでもサニャとシュナイダリンは、フランスの優勝の可能性について、ほかの選手たちよりもかなり気の早いコメントを出している。

 来季からマンチェスター・シティ(Manchester City)でプレーすることが決まっているDFのサニャは、27日に「ぜひトロフィーを獲得したい。俺にとって、優勝できなかったらこの大会は失敗だ」とコメントした。

 また、サウサンプトン(Southampton FC)からアーセナル(Arsenal)への移籍がうわさされるシュナイダリンも、仏日刊紙パリジャン(Le Parisien)に対して「率直に言って、選手たちの最大の目標はW杯優勝だ」と語った。