【6月29日 AFP】世界ロードレース選手権(WGP 2014)第8戦のオランダGPは28日、 MotoGPクラスの決勝が行われ、レプソル・ホンダ(Repsol Honda)のマルク・マルケス(Marc Marquez、スペイン)が史上最長タイとなる開幕8連勝を飾った。

 天候条件が変わる中、マルケスがドゥカティ(Ducati Team)のアンドレア・ドビツィオーゾ(Andrea Dovizioso、イタリア)を抑えて優勝した。前年王者で、今季も総合首位を独走するマルケスは、ドビツィオーゾとともにレース序盤にウェットコンディション用のタイヤからスリックタイヤに履き替え、残り10周でそのドビツィオーゾからトップを奪った。

 3位には、マルケスのチームメートであるベテランのダニ・ペドロサ(Dani Pedrosa、スペイン)が入った。

 世界ロードレース選手権の最高峰クラスで開幕から8連勝を達成するのは、1971年のジャコモ・アゴスチーニ(Giacomo Augustini)氏以来となる。

 オランダでは弟のアレックス(Alex Marquez)もMoto3クラスで優勝したマルケスは、これで総合順位のポイントも200点に伸ばし、2位以下を大きく引き離している。

 マルケスと72点差の2位につけるモビスター・ヤマハ(Movistar Yamaha)のバレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi、イタリア)は、後方からのスタートとなったものの、素晴らしい走りを見せて最後は5位に食い込んだ。

 それでもロッシは、ポイントでペドロサに並ばれている。(c)AFP