【6月2日 AFP】米男子ゴルフツアー、ザ・メモリアルトーナメント(The Memorial Tournament 2014)は1日、米オハイオ(Ohio)州ダブリン(Dublin)のミュアフィールド・ビレッジGC(Muirfield Village GC)で最終日が行われ、松山英樹(Hideki Matsuyama)が通算13アンダーで並んだケビン・ナ(Kevin Na、米国)とのプレーオフを制し、米ツアー初優勝を飾った。

 松山は、ナとのプレーオフ1ホール目でパーセーブし、劇的な形で勝利を飾った。

 パー3の16番でダブルボギーをたたくなど、バックナインで苦しんだ松山だったが、最終18番でバーディーを奪い、この日のスコアを3アンダーとした。一方のナは、ボギー無しの8アンダーと大きくスコアを伸ばし、約2時間クラブハウスで待ち続けた。

 18番に戻り迎えたプレーオフ1ホール目、ナはティーショットを小川に打ち込むと、松山も1打目をバンカーに入れた。それでも松山は4打目で約10フィート(約3メートル)のパーパットを沈めた。

 22歳の松山は、ツアー参戦1年目。日本人選手としては、青木功(Isao Aoki)、丸山茂樹(Shigeki Maruyama)、今田竜二(Ryuji Imada)についで、米ツアー通算4人目の優勝となった。

 松山は、「この場所で優勝できて本当に、本当にうれしいです」とコメントし、ジャック・ニクラス(Jack Nicklaus)氏がホストを務める大会で優勝できたことを誇りに思うと語った。

 首位からスタートしたバッバ・ワトソン(Bubba Watson、米国)はスコアを伸ばすことができず、通算12アンダーの3位に終わった。(c)AFP