【5月23日 AFP】米インターネット競売大手イーベイ(eBay)は22日、サイバー攻撃により顧客の個人情報が流出した恐れのあるユーザー数は最大で1億4500万人に上ることを発表した。

 イーベイの広報担当者は22日、電子メールで「イーベイの全ユーザーにパスワード変更を要請した。第1四半期終わりの時点でアクティブな利用者は1億4500万人だった」と述べた。

 先だってイーベイはウェブサイトでアクティブユーザーを1億2800万ユーザーと発表していたが、実際の人数はさらに多かった。

 イーベイは21日、パスワードを含む顧客の個人情報を保管するデータベースがサイバー攻撃を受け、侵入されたことを公表。同類の流出事件としては過去最大規模とみられる。

 イーベイによると2月末から3月初頭にかけて、「イーベイの顧客」の名前と暗号化されたパスワード、電子メールアドレス、住所、電話番号、生年月日を含むデータベースが侵入を受けた。「金融関連の情報やその他の秘密の個人情報は含まれていなかった」という。

 また、同社のオンライン決済サービス「ペイパル(PayPal)」のデータへの影響はなかったという。(c)AFP