【5月2日 AFP】タブレット端末の販売は今年に入って世界的に伸び悩んでおり、長く続いた急成長が終わりそうだとする調査結果が1日発表された。

 IT専門調査会社IDCによると2014年1~3月期、ノートパソコンのような使い方もできるハイブリッド型も含めたタブレットPCの販売台数は世界全体で5040万台だった。前年同期比ではわずか3.9%の増加、年末商戦が含まれた2013年10~12月期からは35.7%の減少だった。

 IDCでは、市場が飽和状態に達したこと、多くの人がタブレットPCではなく「ファブレット」と呼ばれる画面サイズが大きいスマートフォンを使用していることが原因だと分析している。一方、マイクロソフト(Microsoft)の「サーフェス(Surface)」のようなハイブリッド型タブレットPCも弾みをつけられずにいる。

 タブレットPCの販売は急激に増え、2013年には約50%も伸びたが、成長のペースは鈍化しているようだ。(c)AFP