【4月9日 AFP】ジャマイカ反ドーピング委員会(Jamaica Anti-Doping CommissionJADCO)の懲罰委員会は8日、北京五輪の陸上女子100メートルで銀メダルを獲得したシェローン・シンプソン(Sherone Simpson)に対し、禁止薬物の使用により18か月の出場停止処分を科した。

 2004年のアテネ五輪では4×100メートルリレーで金メダル、2012年のロンドン五輪では同種目の銀メダルを獲得している29歳のシンプソンは、昨年6月に行われたジャマイカの国内選手権で禁止興奮剤オキシロフリン(oxilofrine)の陽性反応を示していた。

 シンプソンは、クリス・シュエレブ(Chris Xuereb)というカナダ人理学療法士からサプリメントを与えられ、薬物検査で陽性となったと語っていた。

 同国出身で、男子100メートルの元世界記録保持者であるアサファ・パウエル(Asafa Powell)もシンプソンと同じ興奮剤で陽性反応を示しており、10日に同委員会から処分が下されることになっている。(c)AFP