独と伊の選手からドーピング陽性反応、ソチ五輪で初
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【2月22日 AFP】ソチ冬季五輪の女子バイアスロンに出場したドイツ代表選手と男子ボブスレーのイタリア代表選手が21日、ドーピング検査で陽性反応を示したため、大会から除外された。
過去の五輪で2度金メダルを獲得しているドイツのエビ・ザッヘンバハー・シェテレ(Evi Sachenbacher Stehle)は、「想像しうる中で最低の悪夢」と語り、自ら陽性反応があったことを明らかにした。
ドイツ五輪連盟(German Olympic Sports Confederation、DOSB)は、ザッヘンバハー・シェテレが17日に行った薬物検査で、A検体とB検体からともにメチルヘキサネミン(methylhexanamin)の陽性反応が示されたと声明を発表した。
33歳のザッヘンバハー・シェテレは、クロスカントリースキーの選手としてリレー種目などで過去2度の金メダルを獲得。昨季からバイアスロンの選手に転向し、ソチ五輪では12.5キロメートルマススタートと混合リレーで4位に入賞していた。
一方、イタリア五輪委員会(Italian Olympic Committee、CONI)は同日、ボブスレーのウィルアム・フルラニ(William Frullani)から禁止薬物が検出されたとし、選手団から外れたことを発表している。
34歳のフルラニからは、18日に行われた検査で禁止薬物のジメチルペンチルアミン(dymetylpentylamine)の陽性反応が出た。(c)AFP