【2月21日 AFP】北アフリカ・チュニジアの首都チュニス(Tunis)南方で21日、隣国リビアの医療軍用機が墜落し、搭乗していた11人全員が死亡した。

 チュニジアの救急当局によると、リビア軍機が墜落したのは現地時間午前1時30分(日本時間午前9時30分)ごろで、墜落地点はチュニスの南方40キロのグロンバリア(Grombalia)地域。医師3人と患者2人、搭乗員6人が乗っていた同機は完全に燃え尽き、焼け焦げた遺体が回収された。レーダーから機影が消える直前にチュニスの空港の管制塔に対し、パイロットが無線でエンジンが故障したと告げていたという。近くの村の家屋などに被害はなかった。

 乗っていた患者2人の身元や、なぜチュニスに向かっていたのかは現時点では明らかにされていない。(c)AFP