【2月20日 AFP】ブラジルのジルマ・ルセフ(Dilma Rousseff)大統領は19日、6月に開幕を迎えるサッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)に対する激しい抗議行動が相次いでいることから、本大会では安全確保のため、必要に応じて軍隊を配備する可能性があると語った。

 ルセフ大統領はラジオのインタビューで、6月12日から7月13日のW杯開催期間中に会場12都市の安全を向上させるため、いくつかの措置を講じていると語った。

 大統領は、W杯のため訪れるであろう無数のファンと旅行客、チーム、そして各国要人は守られるとコメントした。

「連邦警察、州警察、ハイウェイ警察、これらの組織はすべて、管轄地域内で行動が起こせるよう、準備と配置を済ませています」

「必要であれば、軍隊を出動させることもあるでしょう」

 ブラジルの各都市では昨年6月以降、激しい抗議行動が頻繁に起こっており、直近では2月6日、テレビ局のカメラマンが死亡する事件が起こっている。(c)AFP