【1月28日 AFP】フランス・リーグ1のASモナコ(AS Monaco)に所属するコロンビア代表ストライカー、ラダメル・ファルカオ・ガルシア(Radamel Falcao Garcia)が27日、左ひざのけがを治して6月に開催されるW杯ブラジル大会(2014 World Cup)に出場するためなら、どんな努力も惜しまないと語った。

 これまでW杯の本大会に出場したことがない27歳のファルカオは、22日に行われたモンドール・アゼルグ・フット(Monts d'Or Azergues Foot)とのフランス杯(French Cup 13-14)で左膝前十字靱帯を断裂していた。

 しかし、25日にポルトガルのオポルト(Oporto)で手術を受けたファルカオは、執刀医から本大会に間に合う可能性があると言われ、その望みに懸ける覚悟を決めたことを明らかにした。

 欧州で評価を上げるきっかけとなった古巣のFCポルト(FC Porto)が本拠地を置くポルト(Porto)で記者会見に臨んだファルカオは、「わずかでもW杯出場の可能性があると言われたので、それに懸けようと決めた」と語った。

「すべてうまくいくと確信した。これから毎日、回復に向けて自分の全精力を注がなければいけない」

 2009年から2011年までFCポルトに在籍したファルカオは、その後スペインの強豪アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)に移籍し、今季から高額移籍金でフランス・リーグ1のASモナコに加入した。

 ファルカオはこれから3週間ポルトでリハビリを行い、高圧酸素室での治療も予定している。

 W杯本大会のグループCでギリシャ、コートジボワール、そして日本と対戦するコロンビアが南米予選で挙げた27得点のうち、ファルカオは9得点を記録しており、チームに必要不可欠な存在となっている。(c)AFP