【1月21日 AFP】サッカーポルトガル代表主将のクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が20日、同国で最も権威ある勲章の一つを、アニバル・カバコシルバ(Anibal Cavaco Silva)大統領から授与された。

 スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)に所属するロナウドは、首都リスボン(Lisbon)の大統領公邸ベレン宮殿(Belem Palace)でエンリケ航海王子勲章(Ordem do Infante Dom Henrique)を授与された。

 カバコシルバ大統領は、「飛び抜けた才能を持つロナウドは、世界中からポルトガルに尊敬を集めている。彼の持つ才能、規律、そして常に発揮される意志の強さは、若い世代の手本だ」と称えた。

 28歳のロナウドが受け取るこの勲章は、1960年、ポルトガル海上帝国でとりわけ重要な人物であるエンリケ航海王子の没後500年を記念して創設された。

 授与された勲章は、ロナウドの故郷マデイラ(Madeira)島で昨年12月に開館した同選手の記念館に展示されることになっている。

 ロナウドは受勲に際し、「世界の中でポルトガルを代表しているという大きな誇りを与えてくれます。この栄誉は、最高のレベルでポルトガルを代表するとともに、さらに頑張り続けるためのさらなるモチベーションになります」とコメントした。

 またロナウドは、2008年に続き、2013年の世界年間最優秀選手「FIFAバロンドール(FIFA Ballon d'Or)」を獲得し、ポルトガル人選手として史上初めて2度目の受賞を飾っている。

 当初、勲章授与の式典は7日に行われる予定だったが、エウゼビオ(Eusebio da Silava Ferreira)氏の死去に伴い延期されていた。エウゼビオ氏も、1965年にバロンドールを獲得している。(c)AFP