【1月18日 AFP】ジンバブエのロバート・ムガベ(Robert Mugabe)大統領が病気のため年次休暇を延長するという報道について、ジンバブエ政府は16日、これを否定した。

 同国のジョージ・チャランバ(George Charamba)大統領報道官は、AFPの取材に対し「大統領は毎年、1月に年次休暇を取っている。現在はまだ休暇の最中で、月末にもなっていないのに、延長を検討しているわけがない」と語った。

 またムガベ大統領の体調がすぐれないという報道についても否定し「私が知っている限り、大統領は元気に休暇を楽しんでいる」と語った。

 2月で90歳を迎えるムガベ大統領は、今月初旬から恒例の年次休暇に入り、休暇先の定番の一つ、シンガポールを訪れている。政府は先ごろ、今月末までジョイス・ムジュル(Joice Mujuru)副大統領が大統領代行を務めると発表している。

 一方、ムガベ大統領は前週、身内の見舞いのために国内の病院を訪れたところを確認されている。

 ムガベ大統領の健康は近年、さまざまな臆測を呼んできた。シンガポール訪問についても治療目的ではないかとささやかれている。

 2011年の休暇中、複数のメディアが大統領が死去したと報じると、ムガベ大統領は、自分はイエス・キリスト(Jesus Christ)よりも多く復活を遂げてきたと冗談を語ったことがある。(c)AFP