【1月9日 AFP】イングランド、キャピタル・ワン・カップ(Capital One Cup 2013-14)は8日、準決勝第1戦が行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)は6-0でウェストハム(West Ham)に勝利した。

 アルバロ・ネグレド(Alvaro Negredo)がハットトリックを奪ったシティが、本拠地エティハド・スタジアム(Etihad Stadium)でウェストハムを容赦なく粉砕した。

 ネグレドの華麗な2得点、ヤヤ・トゥーレ(Yaya Toure)のドリブル突破からの得点が決まり、前半で3-0としたシティは、後半に入ってもネグレドがハットトリックを達成すると、その後もエディン・ジェコ(Edin Dzeko)がさらに2得点を追加した。

 マヌエル・ペジェグリーニ(Manuel Pellegrini)監督率いるシティは、これで今季の本拠地での得点を15試合で通算59得点に伸ばし、21日に敵地アップトン・パーク(Upton Park)で行われる第2戦を前に、事実上の決勝進出を決めている。

 序盤からサミル・ナスリ(Samir Nasri)やハビ・ガルシア(Javi Garcia)がゴールを脅かしたシティは、前半12分にネグレドの得点で先制。その後も攻勢を緩めず、同26分にはジェコのスルーパスからネグレドが2得点目を挙げた。

 その後はスライディングタックルの際に痛んだトゥーレがいったんピッチを離れ、ひやりとしたシティだったが、トゥーレは試合に復帰すると、得意のドリブルでの持ち上がりから低いシュートを決め、チームのリードを3点に広げた。

 ウェストハムのサム・アラーダイス(Sam Allardyce)監督は後半開始から最前線にカールトン・コール(Carlton Cole)を投入したが、4分にはシティが4点目を奪取。ダビド・シルバ(David Silva)のパスが相手に当たって跳ね返ったボールをネグレドがシュートし、ハットトリックを達成した。

 ネグレドがハットトリックを決めたのは、シティに加入後2度目、昨年11月のCSKAモスクワ(CSKA Moscow)戦以来となる。

 後半15分にはジェコもこの流れに乗り、ガエル・クリシー(Gael Clichy)のクロスから得点を挙げた。

 ウェストハムのファンが怒りの声を上げるアラーダイス監督を見つめる中、シティはギアを緩めたがそれでも試合終了間際、タッチライン際に侵入したアレクサンダル・コラロフ(Aleksandar Kolarov)の折り返しからジェコが大勝劇を締めくくる得点を決めた。(c)AFP