【12月20日 MODE PRESS】2014年1月、「ティエリー・ミュグレー(Thierry Mugler)の新クリエイティブディレクターにデザイナーのデヴィッド・コーマ(David Koma)が就任することが明らかになった。「ディーゼル(Diesel)」のアーティスティックディレクターに就任したニコラ・フォルミケッティ(Nicola Formichetti)の後任となる。

 デヴィッドは2009年にセントラル・セント・マーチンズ(Central Saint Martins College of Art and Design)を卒業し、その後自身の名を冠するブランドを立ち上げ、成功させた。

「ミュグレー」は、ビヨンセ(Beyonce)など多くの大物セレブの衣装を手がけた経験を持つデヴィッドであれば、ブランドを再生できると考えたようだ。「ミュグレー」でブランド開発、マーケティング・コミュニケーション担当のヴァージニー・クルタン=クラランス(Virginie Courtin-Clarins)氏は、「私達はミュグレーには真のクチュリエが必要だという意見で一致しました。今後は商品開発に専念していく必要があると考え、新生ミュグレーをプレ・コレクションからスタートすることにしました」と語った。

 デヴィッドは12歳の頃に、テレビ番組で「ミュグレー」を知り衝撃を受けたことを振り返り、「録画して何度も何度もその番組を見ました。ものすごく衝撃を受けました。非常に独特で力強いスタイルでした」と語った。

 デヴィッドが手がける初のショーは、2014年7月のパリ・コレクションで発表される。(c)Bang Showbiz/MODE PRESS