【12月7日 AFP】2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)の1次リーグ組み合わせ抽選会が6日、ブラジルのコスタドサウイペ(Costa de Sauipe)で行われ、連覇を狙うスペインは2010年南アフリカ大会(2010 World Cup)決勝で対戦したオランダと、イングランドはイタリアと同組で対戦することが決まった。

 前回大会で初優勝を飾ったスペインはグループBに入り、初戦でW杯準優勝3度のオランダと6月13日にサルバドール(Salvador)で対戦する。

 スペインは、前回大会の1次リーグで勝利したチリとリオデジャネイロ(Rio de Janeiro)で、またクリチバ(Curitiba)でオーストラリアと対戦する。

 開催国のブラジルは、11月27日に作業員が2人死亡する事故が起き、完成が来年4月までずれ込むと予想されるサンパウロ(Sao Paulo)のスタジアムで、6月12日にクロアチアとの開幕戦を迎える。

 ブラジルはその他に、比較的御しやすい相手と見られているメキシコ、カメルーンと同じグループAに属している。

 一方イングランドはグループDで、W杯4度の優勝を誇るイタリアと6月14日にアマゾン(Amazon)の中心地マナウス(Manaus)での初戦を迎える。

 イングランドにとっては、欧州選手権2012(UEFA Euro 2012)準々決勝ではPK戦の末、また1978年W杯アルゼンチン大会(1978 World Cup)では欧州予選でそれぞれ敗戦を喫した相手との再戦となる。

 他方、前監督のユルゲン・クリンスマン(Jurgen Klinsmann)氏が率いる米国との対戦が決まったドイツの入ったグループGが注目を集める。この組にはクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)擁するポルトガル、ガーナが入っている。

 地元開催の1998年W杯(1998 World Cup)を制したフランスはプレーオフを勝ち抜いての出場となったが、当時主将を務め、今大会はチーム指揮を執るディディエ・デシャン(Didier Deschamps)監督は、シード国のスイス、エクアドル、ホンジュラスと対戦するグループEを楽観視しているだろう。

 他のグループは混とんとしている。グループCでは日本、シード国のコロンビア、コートジボワール、ギリシャが、グループFでは2度の優勝を誇るアルゼンチン、ボスニア・ヘルツェゴビナ、イラン、ナイジェリアがそれぞれ対戦する。

 グループHではシードのベルギーの他、予測不能のロシア、2002年W杯日韓大会(2002 World Cup)で準決勝に進出した韓国とアルジェリアが対戦する。(c)AFP/Chris WRIGHT