【11月14日 AFP】サッカーイタリア代表のストライカー、ジュゼッペ・ロッシ(Giuseppe Rossi)が体調不良を理由に15日のドイツとの国際親善試合を欠場することが明らかになった。イタリア代表の医療スタッフが発表した。

 セリエAのフィオレンティーナ(Fiorentina)でリーグ最多の11得点を決め、好調だったロッシだが、このところインフルエンザのような症状を訴えているという。

 代表チームの医師はロッシがドイツ戦までに回復するのは難しいと語り、本人が同試合を欠場することに同意したことを明らかにした。ロッシは抗生物質を摂取しているという。

 一方、イタリアのクラウディオ・チェーザレ・プランデッリ(Claudio Cesare Prandelli)監督は12日、ロッシがACミラン(AC Milan)に所属するマリオ・バロテッリ(Mario Balotelli)とともにドイツ戦に出場することを願っていると話していた。

 イタリアは2014年W杯ブラジル大会(2014 World Cup)の予選グループで2つの消化試合を残し、来年夏の本大会への出場を確かなものにした。しかしプランデッリ監督は「最終的な23人のW杯メンバーはまだ決めていない。35人の名前は浮かんではいるが」と言う。

 プランデッリ監督は今回のドイツとの親善試合をロッシとバロテッリのコンビを試すいい機会と見なしていたが、ロッシの欠場により、18日に行われるナイジェリア戦まで待たなくてはいけなくなった。

 けがに見舞われてスペイン1部リーグのビジャレアル(Villarreal CF)を去った後、今季から加入したフィオレンティーナで復活を遂げたロッシは、プランデッリ監督に深い印象を残している。

「ロッシは人間的にも素晴らしい性質を持っている選手だ。けが以来、その個性はますます強くなっている」とプランデッリ監督は語った。

「彼はファーストストライカーとしてもセカンドストライカーとしてもプレーできる。ゴールを決めるだけの選手ではない。彼はチームの能力を高める力も持っている」

(c)AFP