【11月4日 AFP】女子テニス、国別対抗戦のフェドカップ(2013 Fed Cup)は3日、 ワールドグループ1部の決勝が行われ、イタリアがロシアに3連勝して優勝に輝いた。

 第3試合でサラ・エラーニ(Sara Errani、イタリア)が6-1、6-1でアリサ・クレイバノワ(Alisa Kleybanova、ロシア)を下し、2006年、2009年、2010年に続き4度目のイタリアのフェドカップ制覇を決めた。

 前日行われた第1戦ではエラーニがイリーナ・クロマチェワ(Irina Khromacheva、ロシア)を、第2戦ではロベルタ・ビンチ(Roberta Vinci、イタリア)がアレクサンドラ・パノワ(Alexandra Panova、ロシア)を下し、イタリアが対戦成績を2-0としていた。

 24歳のクレイバノワは後がなくなったロシアチームを救うべくこの試合に臨み、時には力強いサーブでエラーニを手こずらせた。しかし最終的には経験値の差がものをいい、エラーニが圧勝した。

 第4試合ではビンチとクロマチェワが対戦し、第5試合のダブルスはイタリアのフラビア・ペネッタ(Flavia Pennetta)/カリン・ナップ(Karin Knapp)組とロシアのクロマチェワ/マルガリータ・ガスパリアン(Margarita Gasparyan)組で戦われる予定となっていた。

 今回ロシアはマリア・シャラポワ(Maria Sharapova)が負傷していた上、世界ランクトップ30位内につけるマリア・キリレンコ(Maria Kirilenko)、エレナ・ベスニナ(Elena Vesnina)、アナスタシア・パフリュチェンコワ(Anastasia Pavlyuchenkova)がツアーポイントと賞金を稼ぐために、ブルガリアのソフィア(Sofia)で開催されたWTAトーナメント・オブ・チャンピオンズ(2013 Garanti Koza WTA Tournament of Champions)への出場を選んだため、主力選手を欠いていた。(c)AFP