【9月5日 AFP】シリアのファイサル・ミクダード(Faisal Muqdad)副外相は4日、AFPとの単独インタビューに応じ、たとえ「第3次世界大戦」が始まろうとシリアは決して降伏しないと言明した。

 ダマスカス(Damascus)で取材に応じたミクダード副外相は、「シリアは既に、攻撃に対して報復するため、あらゆる手段を講じた」と主張。さらに、「たとえ第3次世界大戦が始まったとしても、シリア政府が立場を変えることはない。シリア国民も誰1人として、祖国の独立を犠牲にはできない」と述べた。

 この発言が具体的に何を意味しているかについてミクダード副外相は一切の説明を拒んだが、米国が主導するシリア軍事攻撃が行われた場合は報復に出るとの姿勢を示したものとみられる。

 ミクダード副外相はまた、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が4日放映されたインタビューで、シリア政府が化学兵器を使用したことが証明されれば軍事介入に同意する可能性も排除しないと発言し米欧に歩み寄る姿勢を見せたことに関し、シリアに対するロシア政府の支援に揺らぎはないと強調。「ロシア政府の姿勢は変わっていない。平和を支持する友人としての責任ある態度を維持している」と述べた。(c)AFP/Rana EL MOUSSAOUI