【7月28日 AFP】完成すれば世界一高いビルになる中国中部・湖南(Hunan)省長沙(Changsha)市の超高層ビル「天空都市(Sky City)」が、着工から数日後に建設中止を命じられていたことが分かった。地元紙「瀟湘晨報(Xiaoxiang Morning Post)」が報じた。

「着工に必要な認可を得るための手続きを完了していなかった」ため、「関係当局」が中止を命じたという。

 高さ838メートルの「天空都市」は、現時点で世界一の高さを誇るアラブ首長国連邦(UAE)ドバイ(Dubai)の「ブルジュ・ハリファ(Burj Khalifa)」を10メートル上回る予定。

 建設を手掛ける「遠大科技集団(Broad Group)」は、「天空都市」が先週末に着工したことを週明けに発表。基礎部分が完成すれば、その後はわずか4か月の工期で完成するとの見通しを示していた。

 ただし、周囲の土地がこの超高層ビルの膨大な重量に耐え得るのかどうかについて不安視する向きもあり、この建設計画はビルの安全性に対する懸念を深めることにつながっていた。(c)AFP