【7月26日 AFP】(記事更新)サッカーリベルタドーレス杯2013(Copa Libertadores de America 2013)は24日、ブラジルのベロオリゾンテ(Belo Horizonte)で決勝第2戦が行われ、2試合合計スコアを2-2としたアトレチコ・ミネイロ(Clube Atletico Mineiro)が、オリンピア・アスンシオン(Club Olimpia Asuncion)とのPK戦を4-3で制し、初優勝を飾った。

 アトレチコ・ミネイロは、かつてFCバルセロナ(FC Barcelona)やパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)、ACミラン(AC Milan)に在籍したロナウジーニョ(Ronaldinho)が重要な役割を果たし、チームに栄冠をもたらした。

 第1戦で0-2と敗れていたアトレチコ・ミネイロは、大会得点王のジョー(Jo)のゴールで2試合合計スコアを1点差まで詰め寄ると、後半終了間際にはレオナルド・シウバ(Leonardo Silva)のゴールで同点に追いついた。

 延長戦で両チーム無得点に終わったため、決着はPK戦までもつれ、最後は本拠地に駆け付けた約6万人のファンの前でアトレチコ・ミネイロが勝利を収めた。

■ロナウジーニョ「僕は終わってないと証明できた」

 ブラジル代表として2002年のサッカーW杯日韓大会で優勝、FCバルセロナでは05-06シーズンに欧州チャンピオンズリーグ制覇を経験しているロナウジーニョは、リベルタドーレス杯で優勝することを第一目標に掲げ、2011年にブラジルへ帰国した。

 これまでFIFA年間最優秀選手(FIFA World Player of the Year)に2度輝いているロナウジーニョは、「これこそ僕がブラジルに帰って来た理由なんだ」と語った。

「少し前に、『僕はもう終わった』と言っていたけれど、今日それは事実じゃないと示すことができたよ」

 一方、今大会で2002年以来となる通算4度目の優勝を目指していたオリンピアだったが、何度もあったゴールデンゴールのチャンスを逃し、悔しさを残す結果となった。

 オリンピアのエベル・ウーゴ・アルメイダ(Ever Hugo Almeida)監督は、「コパの決勝では多くのチャンスを逃してはいけない」とコメントした。

 優勝したアトレチコ・ミネイロは、12月にモロッコで開催される13クラブW杯(2013 FIFA Club World Cup)に南米代表として出場する。(c)AFP