【6月25日 AFP】ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2013)に出場している女子テニスのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)が、セレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)とのトラブルに終止符を打つため、自ら矛を収めた。

 女子テニス界のスター選手であるシャラポワとセレーナは、ウィンブルドン開幕を前にお互いの恋愛をめぐり、激しい舌戦を繰り広げていた。

 しかしシャラポワはこの言い争いにいい加減にケリをつけようと、「この問題について私が言いたいことは全て言い切っているわ。もうウィンブルドンが始まったの。これが私の仕事。これが私がやらなくてはいけないこと。もう話を切り換えていいかしら」とコメントした。

   「私たちの仕事は、コートに出て、試合をして、勝とうとすること。それだけ。それが今私の人生の中で一番大切なことなの」

 世界ランク1位のセレーナと、同大会に第3シードとして出場しているシャラポワは親しい仲とはいえない。むしろシャラポワは、女子テニスのツアー内に友達があまりいないという。

   「私はあまり他の選手と仲良くないの」と26歳のシャラポワは話す。

   「テニスの世界の外にはいい友達はたくさんいるわよ。世界のありとあらゆる所にね。イギリスにもたくさんいるので、ここ数週間は楽しいわ。地元から離れた気がそんなにしない」

   「でも選手たちと近しい仲だとは言えないわ。同じスポーツをやってるからって、そこの全員と親しくなるわけではない。でもテニス選手だから、他のテニス選手とも仲がいいって思われてしまうのね」

   「人間にはひとりひとりに違う趣味がある。私の友達はみんな違う仕事や興味を持っているわ。そして彼らとは色々な場面で出会ってきた」

   「人々は、私がテニス選手だからって他の選手と仲良くすべきだと思っているみたい。でも実際はテニスって私たちの人生の一部にしか過ぎない。他にもたくさん違うことに興味を持っているのよ」

(c)AFP/Robin MILLARD