【6月5日 AFP】元競泳選手のマイケル・フェルプス(Michael Phelps)氏が4日、現在は引退後の生活を満喫しており、将来的な競技復帰は考えていないと語った。

 五輪史上最多となる通算18個の金メダルを獲得したフェルプスは、独日刊紙ウェルト(Die Welt)に対して「今の生活にすごく満足しているよ。引退後を楽しんでいる」と話し、多くの時間をゴルフに費やしていることを明かした。

 2012年のロンドン五輪で通算22個目のメダルを獲得し、五輪史上最も輝かしい実績を持つアスリートのまま現役引退を表明したフェルプスは、引退状態は永続的なものかという質問を受けると、「わからないけど、今の生活に満足している」と答え、「今までやったスポーツで最も難しい」というゴルフの話題を率先して持ちかけた。

 しかし、27歳のフェルプスは競泳界から完全に消えることはないとしており、「世界水泳選手権でもプールの隅っこにいるし、2016年のリオデジャネイロ五輪も当然見に行くよ」と述べている。

 先月、複数のメディアが2016年の五輪を視野にフェルプスが現役復帰すると報じたが、フェルプスは冷たくあしらっていた。(c)AFP