【4月25日 AFP】サッカーAFCチャンピオンズリーグ2013(AFC Champions League 2013)は24日、各地でグループリーグ第5節の試合が行われ、グループEのベガルタ仙台(Vegalta Sendai)は1-1でブリーラム・ユナイテッド(Buriram United)と引き分けた。

 仙台は後半8分にフリーキックからブリーラムのオスマル・バルバ・イバネス(Osmar Barba Ibanez)に先制点を許したものの、迎えた後半ロスタイムに中原貴之(Takayuki Nakahara)のボレーが決まり、引き分けに持ち込んだ。

 同グループのもう1試合では、FCソウル(FC Seoul)が2-0で江蘇舜天(Jiangsu Sainty)に勝利し、決勝トーナメント進出を決めている。

 一方、グループFでは浦和レッドダイヤモンズ(Urawa Red Diamonds)が3-2で広州恒大(Guangzhou Evergrande FC)に勝利し、グループリーグ突破に望みをつないだ。

 前半に阿部勇樹(Yuki Abe)がPKを失敗した浦和は、同36分にドイツ・ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)でプレーしていた広州恒大のルーカス・バリオス(Lucas Barrios)に先制点を許した。

 しかしながら浦和は後半7分、平川忠亮(Tadaaki Hirakawa)の放ったシュートを興梠慎三(Shinzo Koroki)が押し込んで1-1の同点に追いつくと、後半18分に阿部が、その3分後には興梠が倒されて得たPKをマルシオ・リシャルデス(Marcio Richardes De Andrade)が決め、3-1とリードして試合の主導権を握った。

 一方、広州恒大は苛立ちを抑えきれなかったマルチェロ・リッピ(Marcello Lippi)監督がペットボトルを蹴り飛ばして退席処分になると、反撃は試合終盤にムリキ(Luiz Guilherme da Conceicao Silva 'Muriqui')が記録した1得点に終わった。

 浦和が広州恒大に勝利したことで、同日行われた試合でムアントン・ユナイテッド(Muangthong United)に2-0で勝利した全北現代(Jeonbuk Motors)は、決勝トーナメント進出を決めることができなかった。

 グループステージを突破できる2位以内に勝ち点1差の3位につける浦和は、最終節でグループ最下位のムアントンと対戦する。一方、現在グループ2位の全北現代は広州恒大と対戦する。(c)AFP