【1月13日 AFP】12NFLは12日、カンファレンス準決勝の2試合が行われ、ボルティモア・レイヴンズ(Baltimore Ravens)はダブルオーバータイムの末にデンバー・ブロンコス(Denver Broncos)を38-35で下し、カンファレンス決勝に進出した。

 レイヴンズはダブルオーバータイムにジャスティン・タッカー(Justin Tucker)が47ヤードのFGを決め、今シーズン限りでの引退を表明しているレイ・ルイス(Ray Lewis)の現役生活は、ひとまず続くこととなった。

 一方、敗れたブロンコスのQBペイトン・マニング(Peyton Manning)は、インディアナポリス・コルツ(Indianapolis Colts)在籍時にはレイヴンズと対戦した最近9試合で負けなしを誇っていたが、移籍1年目のシーズンは劇的な幕切れに終わった。

 第47回スーパーボウル(Super Bowl XLVII)進出が懸かるアメリカン・カンファレンス(AFC)の決勝でレイヴンズは、ニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)対ヒューストン・テキサンズ(Houston Texans)の勝者と対戦する。

 NFLの頂点を決めるスーパーボウルは、2月3日にルイジアナ州ニューオーリンズ(New Orleans)で開催される。

 レイヴンズはリードされて迎えた第4クォーター終盤、QBジョー・フラッコ(Joe Flacco)がジャコビー・ジョーンズ(Jacoby Jones)への70ヤードのタッチダウンパスを成功させ、残り31秒で35-35の同点に追いついた。

 そして迎えたオーバータイムでレイヴンズは、ブロンコス陣内でコーリー・グレアム(Corey Graham)がマニングからこの日2度目となるインターセプトを記録すると、そこからの攻撃シリーズで最後はタッカーが決勝FGを決めた。

 この試合でレイヴンズは、フラッコがタッチダウンパス3本を決めるなど331ヤードを獲得し、レイ・ライス(Ray Rice)はランで131ヤード獲得、タッチダウン1回を記録した。

 ブロンコスはマニングが290ヤードを獲得し、3本のタッチダウンパスを成功させたものの、2度のインターセプトを喫した。シーズンを11連勝で終え、AFCの第1シードを獲得してこの試合に臨んだブロンコスだったが、久々に行われた本拠地でのプレーオフで敗戦を喫した。(c)AFP