【1月7日 AFP】12NLFは6日、ワイルドカードによるプレーオフ1回戦の2試合が行われ、ボルティモア・レイヴンズ(Baltimore Ravens)は24-9でインディアナポリス・コルツ(Indianapolis Colts)を下し、カンファレンス準決勝に進出した。

 チームの精神的な支えでありながら、2012年10月中旬に上腕三頭筋を断裂し、その後今シーズン終了をもっての引退を表明しているレイ・ルイス(Ray Lewis)が、けがからの復帰初戦で13個のタックルを決め、レイヴンズのディフェンス陣を牽引した。

 アダム・ヴィナティエリ(Adam Vinatieri)のフィールドゴール3本に抑え込まれたコルツの新人QBアンドリュー・ラック(Andrew Luck)のポストシーズンデビューは、ほろ苦いものとなった。
 
 レイヴンズ守備陣ではポール・クルーガー(Paul Kruger)が、チームの3サックのうち2.5サックをラックから挙げ、3つのターンオーバーの1つにつながるファンブルを誘発するなど、素晴らしい活躍を見せた。

 攻撃陣ではQBのジョー・フラッコ(Joe Flacco)は2つのタッチダウンパスを決め、アンクワン・ボウルディン(Anquan Boldin)がレシーブで145ヤードを獲得し、タッチダウン1つを決めた。

 コルツはこの敗戦により、経験の浅いラックの躍進の一方で、チャック・パガーノ(Chuck Pagano)ヘッドコーチが白血病治療のため長期不在となったシーズンを終えることとなった。

 QBペイトン・マニング(Peyton Manning)在籍時のコルツには、プレーオフで長きにわたり苦汁を舐めさせられてきたレイヴンズだが、カンファレンス準決勝ではそのペイトン・マニングが移籍したアメリカン・カンファレンス(AFC)西地区優勝のデンバー・ブロンコス(Denver Broncos)と対戦することになった。(c)AFP