【1月1日 AFP】サッカー第92回天皇杯(The 92nd Emperor's Cup)決勝は1日、東京・国立競技場(National Stadium)で行われ、柏レイソル(Kashiwa Reysol)が1‐0でガンバ大阪(Gamba Osaka)を下して優勝を飾り、AFCチャンピオンズリーグ2013(AFC Champions League 2013)の出場権を獲得した。

 2012年シーズンのJリーグ1部(J1)で連覇を逃してリーグ6位に終わっていたレイソルは、サンフレッチェ広島(Sanfrecce Hiroshima)、ベガルタ仙台(Vegalta Sendai)、浦和レッドダイヤモンズ(Urawa Red Diamonds)とともAFCチャンピオンズリーグに出場する。

 第88回天皇杯(The 88th Emperor's Cup)決勝では同じスコアでガンバに敗れていたレイソルが、4年前の雪辱を果たした。

 AFCチャンピオンズリーグ2008(AFC Champions League 2008)を制し、天皇杯で通算3度(前身チームを含める)の優勝を誇るガンバが試合前半の主導権を握ったが、レイソルは35分にCKから渡部博文(Hirofumi Watanabe)が頭で合わせて先制点を挙げた。

 その後は4年前の屈辱を知る3選手のうちの一人、レイソルのGK菅野孝憲(Takanori Sugeno)がガンバの攻撃陣を寄せ付けなかった。

 この試合唯一の得点を挙げた渡部は試合後、「近藤(直也(Naoya Kondo))さんがけがした時に絶対優勝して、AFCチャンピオンズリーグに行くって心に決めていた」と語った。

 またネルシーニョ(Nelson Baptista Junior aka Nelsinho)監督は、渡部の得点は「チームのために一生懸命やった彼への贈り物だ」と語った。指揮官は続けて、「選手の懸命の働きと犠牲の結果。本当にうれしい。強敵だったが、なんとか攻撃陣に対処できた」とコメントした。(c)AFP