【12月31日 AFP】12NFLは30日、第17週の試合が各地で行われ、ワシントン・レッドスキンズ(Washington Redskins)とミネソタ・バイキングス(Minnesota Vikings)がプレーオフ進出を決めた。

 レギュラーシーズン最後の試合で、レッドスキンズは新人QBロバート・グリフィン3世(Robert Griffin III)や、同じくルーキーのアルフレッド・モリス(Alfred Morris)がチームをけん引し、28-18でダラス・カウボーイズ(Dallas Cowboys)を下した。レッドスキンズは、ナショナル・カンファレンス(NFC)の東地区の優勝を決めるとともに、プレーオフ最後の一枠をつかんだ。

 シーズン開幕後の9試合でわずか3勝しか挙げていなかったレッドスキンズだが、シーズン中に素晴らしい転換を遂げて7連勝を飾り、プレーオフの出場権を獲得した。

 モリスは自己最多200ヤードを獲得し、3本のタッチダウンを成功させた。一方、長引く膝の故障の影響に苦しめられているグリフィンは、18回中わずか9回のパス成功で100ヤードの獲得にとどまったものの、ランでは63ヤードを獲得し、1タッチダウンを奪った。

 レッドスキンズは1月6日に行われるプレーオフ1回戦で、本拠地にシアトル・シーホークス(Seattle Seahawks)を迎え撃つ。

 そのシーホークスは20-13でセントルイス・ラムズ(St. Louis Rams)を下し、NFCプレーオフの第5シードを獲得した。しかし、NFC西地区優勝の座は、アリゾナ・カーディナルス(Arizona Cardinals)を27-13で退けたライバルのサンフランシスコ・フォーティナイナーズ(San Francisco 49ers)に奪われてしまった。フォーティナイナーズはプレーオフでカンファレンス準決勝から出場することになる。

 同様にシードを目指していたグリーンベイ・パッカーズ(Green Bay Packers)だったが、34-37でミネソタ・バイキングスに敗れ、プレーオフ初戦に臨むことになった。

 バイキングスはエイドリアン・ピーターソン(Adrian Peterson)が1シーズンでの最長ラン記録にわずかに届かなかったものの、チームの中心となって勝利に貢献した。ピーターソンはランで199ヤードを記録したが、1984年にエリック・ディッカーソン(Eric Dickerson)氏が樹立した2105ヤードににわずか9ヤードで足りなかった。バイキングスは1月5日のプレーオフ1回戦で、敵地に乗り込み再びパッカーズと対戦する。

 またブロンコスは38-3で格下のカンザスシティ・チーフス(Kansas City Chiefs)に快勝し、アメリカン・カンファレンス(AFC)第1シードを獲得。ブロンコスのQBペイトン・マニング(Peyton Manning)は304ヤードを獲得し、3本のタッチダウンパスを成功させた。

 ニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)は28-0でマイアミ・ドルフィンズ(Miami Dolphins)を圧倒し、ヒューストン・テキサンズ(Houston Texans)を抜いてAFC第2シードと1回戦の免除を勝ち取った。(c)AFP