【12月17日 AFP】第25回レース・オブ・チャンピオンズ(2012 Race of ChampionsROC)は16日、個人対抗戦のレース・オブ・チャンピオンズがタイ・バンコク(Bangkok)のラジャマンガラ・スタジアム(Rajamangala Stadium)で行われ、フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するロマン・グロージャン(Romain Grosjean、フランス)が優勝を飾った。

 グロージャンは、同じくF1に参戦するセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)、ミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)のドイツ勢らビッグネームを退けて優勝を果たした。

 2012年のインディカー・シリーズ王者ライアン・ハンターレイ(Ryan Hunter-Reay、米国)、世界ラリー選手権(WRC)参戦中のセバスチャン・オジェ(Sebastien Ogier、フランス)ら、各種モータースポーツの名ドライバーが一堂に会し同型のマシンで争う大会で、グロージャンは決勝へ進出し、ルマンの伝説的ドライバー、トム・クリステンセン(Tom Kristensen)との2本先取の3レース勝負を制した。

 ロータス(Lotus F1 Team)でF1を戦った2012シーズンは非難の的になることも多かったグロージャンだが、5万人収容の同スタジアムに特設されたコースで見事に優勝を手にし、一年の締めを有終の美で飾った。

 シューマッハは、大会のメインイベントとなる個人戦では準決勝でグロージャンに敗れ、F1総合3連覇中のベッテルも2年連続で準々決勝でつまずいた。

 しかしながら、ベッテルとシューマッハは、チームを組んだ15日の国別対抗戦ネイションズ・カップ(Nations Cup)で、ドイツチームの6連覇を達成している。(c)AFP