【12月14日 AFP】2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)決勝トーナメント1回戦、ドイツ戦でゴールが無効となる判定を下されたチェルシー(Chelsea)のフランク・ランパード(Frank Lampard)は、「ゴールライン・テクノロジー(GLT)」を導入は考えるまでもないことと確信している。

 13日に行われた12クラブW杯(2012 FIFA Club World Cup)準決勝、モンテレイ(Monterrey)戦でランパードは先発メンバーを外れたが、チェルシーはイングランド・プレミアリーグのチームとして初めてGLTが適用された試合に臨んだ。

 34歳のランパードは「(GLT導入には)賛成していた。とりわけこのシステムは単純で明確な方法で、無駄な時間はかからない」とコメントした。

「主審は、試合中全てに目を配らないといけない時がある。僕らは主審の助けにならなければならない。もしもその結果、試合を壊すことなくクリケットと同じように面白くなる要因になり得るのなら、導入しない理由はないはずだろう」

 2010年の南アフリカでランパードの放ったロングシュートが、FIFAにGLT導入に向けた調査を開始させるきっかけとなった。

 FIFAはカメラを使用する「ホークアイ(Hawk-Eye)」、磁場と特別なチップを埋め込んだボールの軌道と位置でゴールを判定する「ゴールレフ(GoalRef)」の2つのGLTを検証しているが、両システムともゴールか否かを1秒以内に主審に伝えることができる。(c)AFP