【12月7日 AFP】12クラブW杯(2012 FIFA Club World Cup)が6日、神奈川県の横浜国際総合競技場(Yokohama International Stadium)で開幕し、サンフレッチェ広島(Sanfrecce Hiroshima)が1‐0でオークランド・シティ(Auckland City FC)を下し、準々決勝に進出した。

 今季Jリーグ1部(J1)を制したサンフレッチェはオセアニア代表のオークランドを圧倒し、アル・アハリ(Al-Ahly)との4強入りをかけた戦いに駒を進めた。

 この試合で国際サッカー連盟(FIFA)は、「ゴールライン・テクノロジー(GLT)」の「ゴールレフ(GoalRef)」を導入したが、その出番となるような微妙な判定はなかった。しかしながらサンフレッチェは後半21分、青山敏弘(Toshihiro Aoyama)が誰の目から見ても疑う余地のないほど見事なシュートでネットを揺らし、決勝点を挙げた。

 サンフレッチェは試合序盤からボールを支配したものの、オークランドのGKタマティ・ウィリアムズ(Tamati William)が至近距離からのシュートを防ぐなど再三の好セーブをみせ、0-0のままハーフタイムを迎えた。

集中力をもって後半に臨み攻勢に出たサンフレッチェに対し、弁護士や配管工を務めるアマチュア選手が主体のオークランドに疲れが見え始めた。するとサンフレッチェは、青山がゴール手前約27メートルの地点からミドルシュートを突き刺し、試合の均衡を破った。

 紫のユニホームに身を包んだサンフレッチェの選手は追加点を狙ったものの幾度かの好機を逸し、点差を広げるには至らなかった。(c)AFP/Peter Hutchison