【10月9日 AFP】インドネシアで生まれ、別々の家に養子に出された後、スウェーデンで感動の再会を果たした双子の姉妹に、他にも12人のきょうだいがいることが分かった。

 現在29歳のエメリ・ファルク(Emelie Falck)さんとリン・バックルンド(Lin Backlund)さんは今年、スウェーデンで近くの町に住んでいたお互いを探し当てた。その後、2月に再会のいきさつをAFPに語ったことがきっかけで、生みの親の身元がインドネシアのメディアによって特定された。

「私たちはこの春、(インターネット電話の)スカイプ(Skype)を使って生みの親と話しました。彼女の年齢は65歳くらい。私たちにはインドネシアに11人のきょうだいがいて、兄弟がもう1人養子に出されていたことが分かりました」と、ファルクさんはAFPに語った。

「実母によると、1歳2か月になる私の息子は22人目の孫だそうです」とバックルンドさん。スカイプを通じた姉妹4人との会話は「感動的」だったという。「母はこの日をずっと待っていて、私たちといつの日か会えることを願っていたと言ってくれました」

 ファルクさんによれば、姉妹は養子に出されたもう1人の兄弟も探し当てたいと話している。「彼はパズルの最後の1ピースです。生まれたときの名字はラジマン(Rajiman)だったけど、今の名前は分かりません」

 複数の情報によれば、この男性はオランダ人カップルに引き取られたことから、現在はオランダに住んでいる可能性があるという。

 バックルンドさんは、「(実の)父のことはよく知りません。働き者で、実母とはもう一緒に住んでいないと聞いています。私たちが養子に出されたとき、2人は結婚していなかったそうです」と話した。(c)AFP