【10月8日 AFP】「インターネット世代」にとっては、セックスよりもフェイスブックやツイッターのほうが魅力的――こんな研究結果が前週末、オンライン上をにぎわせた。

 米シカゴ大学ブースビジネススクール(University of Chicago Booth School of Business)は、ドイツで18~85歳を対象とした1週間の調査を実施。オンラインコミュニティーにアクセスしたいという欲求を抱いたかどうかを、セックスやアルコール、タバコなどへの欲求の有無とともにスマートフォン(多機能携帯電話)から報告してもらった。

 すると、米SNSフェイスブック(Facebook)や米マイクロブログのツイッター(Twitter)といったソーシャルネットワークで投稿や画像をチェックしたいという欲求は、我慢するのが最も難しい欲望で、セックスやタバコに対する欲求より強いとの結果が出たという。

 論文の主執筆者、ウィルヘルム・ホフマン(Wilhelm Hofmann)氏は米紙ロサンゼルス・タイムズ(Los Angeles Times)に対し、次のように語っている。「(ソーシャル)メディアに対する欲望は、他の欲望と比較して、こらえるのがより困難なようだ。誰でも簡単に使うことができ、ほとんどコストがかからないと感じられるからではないか」

■仕事にもこらえがたい魅力?

 この研究ではまた、仕事にも強い依存性があることが分かった。セックスや派手な買い物など、その他の誘惑に耐えることができた参加者も、仕事となると屈服する傾向にあったという。(c)AFP