【8月14日 AFP】ウガンダ保健省は13日、同国でこれまでに16人の死者を出したエボラ出血熱の感染拡大は食い止められたとみられると発表した。

 ウガンダ保健省のポール・カグワ(Paul Kagwa)氏はAFPに対し「現在(感染拡大を)抑えているということは自信を持って言えるが、完全に終息したわけでない」と述べた。保健省当局によれば前週末、エボラ出血熱が発生した地域近くの病院に感染が疑われる患者2人が運び込まれ、現在隔離されている人は9人となった。8月4日を最後に感染が確認された新たな患者は出ていない。

 前月初めにウガンダ西部キバレ(Kibaale)県で発生したエボラ出血熱では、これまでに16人が死亡した。キバレ県はウガンダの首都カンパラ(Kampala)から約200キロ、コンゴ民主共和国(旧ザイール)との国境から50キロほどの距離にある。
 
 カグワ氏によれば、同地域ではウイルスと接触した可能性がある人のうち243人が陰性だと分かり、現在も監視下に置かれているのは165人だという。エボラウイルスの潜伏期間は約21日であるため、感染終息が宣言できるようになるにはあと2週間ほど必要だという。(c)AFP