【8月13日 AFP】ロンドン五輪は12日、バスケットボール・アリーナ(Basketball Arena)で男子バスケットボールの決勝が行われ、NBAで活躍するスターを揃えた米国代表「ドリームチーム(Dream Team)」が107-100でスペインを破り、2大会連続、通算14度目の金メダルを獲得した。

 NBAの一流選手によって結成された代表チームで臨んだ五輪6大会で5個目の金メダルを手にした米国は、銅メダルに終わった2004年アテネ五輪以降の戦績を62勝1敗とした。

 米国はケビン・デュラント(Kevin Durant)が試合最多の30得点を挙げてスター揃いのチームを牽引すると、レブロン・ジェームズ(LeBron James)は19得点、コービー・ブライアント(Kobe Bryant)は17得点を記録した。

 一方、敗れたスペインはロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)でブライアントの同僚パウ・ガソル(Pau Gasol)が24得点、ファン・カルロス・ナバーロ(Juan Carlos Navarro)が21得点、ルディ・フェルナンデス(Rudy Fernandez)が14得点を記録している。

 北京五輪の金メダリスト5人、2010年のFIBAバスケットボール世界選手権(World Basketball Championships 2010)優勝メンバー5人を擁した米国だが、終盤まで欧州王者スペインに苦しめられた。

 米国は83-82とリードして迎えた第4クォーターに勝負強さを発揮し、クリス・ポール(Chris Paul)の3ポイントシュートとレイアップで点差を広げると、続けてデュラントが3ポイント、ブライアントが4得点を加えてスペインを突き放した。

 その後スペインは、ナバーロとフェルナンデスが立て続けに得点し97-91まで詰め寄ったが、米国はジェームズのダンクと3ポイントシュートで試合を決定づけた。(c)AFP