【7月22日 AFP】2012ツール・ド・フランス(2012 Tour de France)は21日、第19ステージ(ボンヌヴァルからシャルトル、53.5キロメートル)の個人タイムトライアルが行われ、スカイ(Sky Pro Cycling)のブラッドリー・ウィギンス(Bradley Wiggins、英国)が1時間4分13秒でステージ優勝を飾り、自身初の総合優勝をほぼ手中に収めた。

 第9ステージ(アル・ケ・スナンからブザンソン、41.5キロメートル)のタイムトライアルで、BMCレーシングチーム(BMC Racing Team)のカデル・エヴァンス(Cadel Evans、オーストラリア)を2分近く引き離して優勝しているウィギンスは、この日もスムーズな走りで完璧なレース運びを見せ、チームメイトで総合2位につけるクリス・フルーム(Chris Froome、英国)に1分16秒差をつけて優勝した。

 合計タイムを84時間26分31秒としたウィギンスは、フルームに3分21秒差をつけて最終ステージを迎えることとなり、大きな番狂わせが起きない限り、英国勢初の総合優勝を果たすことが決定的となった。

 リクイガス・キャノンデール(Liquigas Cannondale)のヴィンセンツォ・ニバリ(Vincenzo Nibali、イタリア)がトップと6分19秒差の総合3位につけ、前回王者のエヴァンズはトップと15分51秒差の総合7位となっている。

 チーム・ユーロップカー(Team Europcar)の新城幸也(Yukiya Arashiro)は、トップから6分6秒遅れの57位でステージを終え、総合順位は84位となった。(c)AFP