【7月15日 AFP】陸上、女子走り高跳びで2度の世界王者に輝いたクロアチアのブランカ・ブラシッチ(Blanka Vlasic)が14日、足の負傷のためロンドン五輪欠場すると発表した。

 2008年の北京五輪で銀メダルを獲得した28歳のブラシッチは、アキレス腱の手術を受け、その数ヵ月後の4月に行われた再手術の後にバクテリア感染による炎症を併発したため、27日に開幕を迎える五輪出場が危ぶまれていた。

 ブラシッチは自身のブログで、「追い風が吹くことを願い、ロンドン五輪参加についての判断を下すことを先送りにしてきました。今私に必要なのは時間だけですが、時間切れとなってしまいました。今現在、私の健康状態は徐々に良くなっていて、練習も日に日に手間をかけたものになっています。それでも、五輪に間に合うように申し分のない体調を整えることはできなさそうです」とつづり、五輪欠場を表明した。

 通常以下の状態で競技に参加するより治療を終わらせることを念頭に置いているというブラシッチは、これが新たなスタートを切るためのチャンスになるとブログを締めくくっている。(c)AFP