【7月14日 AFP】2012ツール・ド・フランス(2012 Tour de France)は13日、第12ステージ(サン・ジャン・ド・モーリエンヌからアノネ・ダベズィウ、226キロメートル)が行われ、ガーミン・シャープ(Garmin-Sharp)のデーヴィット・ミラー(David Millar、英国)が5時間42分26秒で自身通算4度目のステージ優勝を果たした。

 今大会最長ステージでアージェードゥゼル・ラ・モンディアル(AG2r - La Mondiale)のジャンクリストフ・ペロー(Jean-Christophe Peraud)とのスプリントを制したミラーは、ライダー・ヘシェダル(Ryder Hesjedal、カナダ)を含む数選手が棄権を余儀なくされたチームに勝利をもたらした。

 ツールでは2003年大会以来のステージ優勝を飾ったミラーはレース後、「今日の勝利は大きい。今回は僕らにとって厳しい大会だったから、本当に何とかしたかった。ガーミン・シャープが世界最高のチームの一つであることを証明できた」とコメントしている。

 スカイ(Sky Pro Cycling)のブラッドリー・ウィギンス(Bradley Wiggins、英国)は、メイン集団から出遅れてトップから7分54秒遅れの12位でステージを終えたが、スカイの同僚で総合2位につけるクリス・フルーム(Chris Froome、英国)に2分5秒差の合計タイム54時間34分33秒で総合首位(マイヨ・ジョーヌ)を守っている。

 総合3位には2分23秒差でリクイガス・キャノンデール(Liquigas Cannondale)のヴィンセンツォ・ニバリ(Vincenzo Nibali、イタリア)が入り、BMCレーシングチーム(BMC Racing Team)のカデル・エヴァンス(Cadel Evans、オーストラリア)が3分19秒差の総合4位につけた。

 チーム・ユーロップカーの新城幸也(Yukiya Arashiro)は、第12ステージをトップから10分15秒遅れの100位で終え、総合順位も100位となった。(c)AFP