【7月7日 AFP】2012ツール・ド・フランス(2012 Tour de France)は6日、第6ステージ(エペルネからメス、207.5キロメートル)が行われ、リクイガス・キャノンデール(Liquigas Cannondale)のペーター・サガン(Peter Sagan、スロバキア)が4時間37分0秒で今大会3度目のステージ優勝を飾った。

 第1ステージと第3ステージを制しているサガンは、ロット・ベリソル・チーム(Lotto Belisol Team)のアンドレ・グライペル(Andre Greipel、ドイツ)との最後のスプリント勝負に競り勝ち、計3度の事故が発生したレースを制した。

 前日の第5ステージでは、ゴールまで残り3キロメートルの地点で落車に巻き込まれ、スプリント勝負に加わることができなかったサガンは、「今日は勝ててとても嬉しいよ。昨日は僕にとって不運だった。そして今日は幸運に恵まれた」と語った。

 トップと4秒差の37位でステージを終えたレディオシャック・ニッサン(RadioShack-Nissan)のファビアン・カンチェラーラ(Fabian Cancellara、スイス)は、合計タイム29時間22分36秒で総合首位(マイヨ・ジョーヌ)を守っている。

 また、チーム・ユーロップカー(Team Europcar)の新城幸也(Yukiya Arashiro)は、トップと13分24秒差の158位でステージを終え、総合順位は125位となっている。

 第6ステージでは、ゴールまで約26キロメートルの地点で発生した集団落車により、カンチェラーラの同僚フランク・シュレク(Frank Schleck、ルクセンブルク)やスカイ(Sky Pro Cycling)のマーク・カヴェンディッシュ(Mark Cavendish、英国)、第95回ジロ・デ・イタリア(2012 Giro d'Italia)覇者でガーミン・シャープ(Garmin-Sharp)のライダー・ヘシェダル(Ryder Hesjedal、カナダ)を含む多くのライダーが足止めを余儀なくされた。

 その一方で、BMCレーシングチーム(BMC Racing Team)のカデル・エヴァンス(Cadel Evans、オーストラリア)やスカイのブラッドリー・ウィギンス(Bradley Wiggins、英国)が事故によるタイムロスを免れている。

 第6ステージで発生した事故により、カチューシャ・チーム(Katusha Team)のオスカル・フレイレ(Oscar Freire、スペイン)を含む6選手が大会を途中棄権している。(c)AFP