【7月6日 AFP】米紙ニューヨーク・デーリー・ニューズ(New York Daily News)は5日、米プロバスケットボール協会(NBA)で歴代2位の通算スティール数とアシスト数を誇るダラス・マーベリックス(Dallas Mavericks)のジェイソン・キッド(Jason Kidd)が、ニューヨーク・ニックス(New York Knicks)に移籍することが決まったと報じた。

 ニックスは同日、ポイントガードのジェレミー・リン(Jeremy Lin)が4年総額3000万ドル(約23億円)以上でヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)と契約を結んだと報じられている。

 ニックスがロケッツと同等のオファーを提示してリンの引き止めに成功した場合、チームはキッドとリンに師弟関係を構築させることが可能になるが、リンが退団することになったとしても、キッドに司令塔としての役割を任せることができる。

 デーリー・ニューズは、キッドとマーベリックスは複数年契約で合意間近だったものの、キッドは一転してニックス移籍を決断したとしている。

 NBAでのキャリア18年間でオールスターに10度出場し、10-11シーズンにはNBAファイナル制覇を果たしているキッドは、11-12シーズンにマーベリックスで48試合に出場し、1試合平均6.2得点、5.5アシスト、4.1リバウンドの成績を残している。

 また、フェニックス・サンズ(Phoenix Suns)やニュージャージー・ネッツ(New Jersey Nets)でもプレーした経歴を持つキッドは、通算1315試合に出場し、1試合平均13.0得点、9.0アシスト、6.4リバウンドを記録している。(c)AFP