【7月5日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)のフェニックス・サンズ(Phoenix Suns)でシーズン最優秀選手(MVP)に2度輝いたスティーブ・ナッシュ(Steve Nash)が、サイン&トレードでロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)に移籍することが決まったと、複数のメディアが4日に報じた。

 正式な移籍成立は11日以降となるが、レイカーズ移籍によってナッシュはこれまでしのぎを削ってきた好敵手のコービー・ブライアント(Kobe Bryant)と同じチームでプレーすることになる。

 ナッシュにはトロント・ラプターズ(Toronto Raptors)、ダラス・マーベリックス(Dallas Mavericks)、ニューヨーク・ニックス(New York Knicks)が獲得に興味を示していた。

 しかし、アリゾナ(Arizona)州フェニックス(Phoenix)に住む3人の子どもたちと離れずに済むことから、ナッシュはレイカーズ入りを決断したとされている。

 米スポーツ専門チャンネルESPNは、ナッシュが3年総額2500万ドル以上で契約を結んだと報じている。

 日刊紙アリゾナ・リパブリック(Arizona Republic)によると、ナッシュを放出したサンズは、取引の一部として2013年から2015年にかけて4つのドラフト指名権を獲得したと報じている。

 11-12シーズンにサンズで1試合平均12.5得点、10.7アシストを記録したナッシュだったが、チームはプレーオフ進出を逃していた。(c)AFP