【7月4日 AFP】2012ツール・ド・フランス(2012 Tour de France)は3日、第3ステージ(オルシーからブーローニュ・シュル・メール、197キロメートル)が行われ、リクイガス・キャノンデール(Liquigas Cannondale)のペーター・サガン(Peter Sagan、スロバキア)が4時間42分58秒でステージ優勝を飾った。

 合計タイム14時間45分30秒でレディオシャック・ニッサン(RadioShack-Nissan)のファビアン・カンチェラーラ(Fabian Cancellara、スイス)が総合首位(マイヨ・ジョーヌ)を守り、2位には7秒遅れでスカイ(Sky Pro Cycling)のブラッドリー・ウィギンス(Bradley Wiggins、英国)が、3位には同タイム差でオメガファルマ・クイックステップ(Omega Pharma-Quick Step)のシルヴァン・シャヴァネル(Sylvain Chavanel、フランス)が続いている。

 ゴール手前で集団落車が発生し、今ツールのリタイア第1号も出たが、総合争いの上位5人に変動はない。

 第1ステージのゴール手前の上り坂で見事なスプリントをみせ、自身初のステージ優勝を飾ったサガンは今ステージでも力を発揮し、チーム・スカイのエドヴァルド・ボアッソン(Edvald Boasson Hagen、ノルウェー)、オメガファルマ・クイックステップのぺーター・ヴェリトス(Peter Velits、スロバキア)を抑えて1位でフィニッシュした。サガンはポイント賞(マイヨ・ヴェール)でも首位に立っている。

 ツアー・オブ・カリフォルニア2012(Tour of California 2012)では5つのステージ優勝、第76回ツール・ド・スイス(Tour de Suisse 2012)で4勝を挙げるなどしているサガンは、今季ブレークを果たしつつあることについて、プラン通りに走っているだけだと語っている。

 また、チーム・ユーロップカー(Team Europcar)の新城幸也(Yukiya Arashiro)はトップと1秒差の39位でステージを終え、総合順位を54位に上げている。(c)AFP/Justin Davis